※本記事では、「コーディング」についてざっくりと説明しています。※
さて、今回は「コーディング(開発)」についてご説明しようと思います。
コーディングとは、プログラムを書く作業になります。
※プログラムを「書く」と「組む」では、微妙な違いがありますが、それについては別記事にてまとめようと思います。
コーディングってどうやるの?
プログラムを書いたことがある人なら分かると思いますが、コーディングとはパソコンが作業するときの処理手順をまとめたものになります。
次のコードは、Excelのマクロで記述したコードになります。
サンプル1
Option Explicit
Sub test()
Dim IQ As Long
'--------------------------
'IQ測定
'--------------------------
IQ = 200
If IQ >= 140 Then
MsgBox "天才"
Else
If IQ >= 120 Then
MsgBox "秀才"
Else
If IQ >= 100 Then
MsgBox "普通"
Else
MsgBox "ま、いいんじゃない?"
End If
End If
End If
End Sub
上記コードの処理についてご説明します。
- IQに「200」を設定
- IQが「140、またはそれ以上」の場合、「天才」と表示
- IQが「120、またはそれ以上」の場合、「秀才」と表示
- それ以外の場合、「普通」と表示
今回の場合だと、IQに「200」を設定しているので、「天才」と表示されることになります。
では、上で示したプログラムを別の書き方で書いてみましょう。
サンプル2
Option Explicit
Sub test()
Dim IQ As Long
'--------------------------
'IQ測定
'--------------------------
IQ = 200
If IQ >= 140 Then
MsgBox "天才"
ElseIf IQ >= 120 Then
MsgBox "秀才"
ElseIf IQ >= 100 Then
MsgBox "普通"
Else
MsgBox "ま、いいんじゃない?"
End If
End Sub
さて、皆さんはサンプル1、サンプル2どちらの方が理解しやすいでしょうか。
私は、サンプル2のほうが読みやすいです。
なぜなら、見た目がきれいだからです。(←ここ、テストがあったらでるでしょう。)
ここでは、同じプログラムでも異なった書き方ができるということを覚えておいてください。
プログラムを書くときのルール
上記で示したようにプログラムは様々な方法で書くことができます。
そこで、プログラムの書き方についてあらかじめルールを決めておきます。
そのルールのことを「コーディング規約(または、コーディングルール)」と言います。
では、ここで簡単にコーディング規約を作ってみましょう。
if文が3つ以上になる判断条件の時は、ElseIf文を使う。
判断条件を書く際は、条件文を3桁インデントする。
このように、コーディング規約を作っておくとプログラムの書き方が標準化されるので、プログラムが読みやすくなります。
プログラムを書くときの注意
Excelのマクロでは、コーディングを行う際に日本語が使えますが、今回は使用していません。
初めてプログラムを見る方には、少々見づらいプログラムとなっているかもしれませんが、これには明確な理由があります。
プログラムはもともと海外で作られたものなので、英語を基準として記述されています。
つまり、日本語(ローマ字を除く)を使用できない言語が数多く存在するのです。
そのため、今回のサンプルについても日本語は使用していません。
コーディングについての説明は以上となります。
ここまで閲覧いただきありがとうございました。
よろしければ他の記事についても見ていただければと思います。